この研究会について

本研究会は戊辰戦争期木版刊行物の全国的調査とその史料学的研究を目的として始められました。

平成22年度-平成24年度は「『太政官日誌』を対象にした史料学の構築と戊辰戦争期の社会文化論に関する学際的研究」(研究代表 藤實久美子・ノートルダム清心女子大学准教授・科学研究費補助金(基盤研究(C)(一般)課題番号 22520699)を受けて進めました。

平成25年度以降も、研究内容を引き継ぎ、平成27年(2015年)4月から、科学研究費補助金基盤研究(B)「官版日誌類に関する史料学の構築および戊辰戦争期の情報と地域に関する学際的研究」(研究代表:藤實久美子・ノートルダム清心女子大学教授)に取り組みました。このなかで『太政官日誌』慶応4年・明治元年分のフルテキストデータベース:日誌フルにより任意のワードによる検索を可能としました。

科研第3期は、科研費基盤研究(B)20H01319「維新政権期の木版刊行物に関する学際的研究およびオープンサイエンスの推進」(令和2年度~令和5年度 研究代表・国文学研究資料館研究部 藤實久美子教授)を開始します。

本研究では、慶応4年(1868)正月に勃発した戊辰戦争を期に維新政府が刊行した『太政官日誌』をはじめとする木版刊行物(いわゆる官版日誌類)を対象に、政治史・村落史・書籍史料研究・メディア史の蓄積のもとに7名(下記*)による共同研究に取り組みます。過去の2つの共同研究を継承・発展させ、史料学的に緻密な視点から歴史的コンテキストを重視しながら、実証的に学際的研究を深めることにより、当該期の政治・経済・文化の有機的関係性を立体的に描こうとするものです。また、官版日誌類のフルテキスト化横断検索を可能とするデータベースおよび研究論文をオープンアクセスによって進め、国内外の木版刊行物所蔵機関との連携をも将来的には目指します。


研究会メンバー

奈倉哲三 跡見学園女子大学名誉教授

藤實久美子 国文学研究資料館研究部教授*

箱石 大 東京大学史料編纂所准教授*

松沢裕作 慶應大学経済学部教授

石田七奈子 港区立港郷土資料館 文化財保護調査員*

清水詩織 早稲田大学 教育・総合科学学術院 非常勤講師*

寺島宏貴 国立公文書館調査員*

山田英明 福島県歴史資料館専門学芸員*

山口順子 オノーレ情報文化研究所*

樋口摩彌 同志社大学非常勤講師(2015年1月から2016年7月まで参加)