11月30日に都立多摩図書館で第4回公開研究会を開催します。

戊辰戦争期木版刊行物研究会では、『太政官日誌』をはじめとする官版日誌等について学際的な共同研究に取り組んでいます。
今回の公開研究会では、官版日誌等の刊行にたずさわった書籍商(板元)に焦点をあててゆきます。
図書館司書や学芸員の方々、幕末維新史・出版メディア史・書籍研究・商業史、京都学・江戸東京学等に興味のある方のご参加をお待ちしております。

第4回公開研究会11月30日開催
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I. 日時・場所 

2024年11月30日(土)開場13:30 14:00~16:30
東京都立多摩図書館セミナールーム2 中央線・西国分寺駅 徒歩約10分

対面のみ・参加費無料 
参加を希望される場合は、こちらから申込フォームに入力してください。

II. 講演プログラム

14:00~藤實久美子 国文学研究資料館・総合研究大学院大学
「太政官日誌の京都版と江戸東京版の板元—研究概況」(30分)

14:30~下向井紀彦 公益財団法人三井文庫 主任研究員
「越後屋井上治兵衛について」(30分)

15:00 休憩
15:15 ディスカッション・ワークショップ

16:30 終了 

「書林書留」史料講読会が始まりました

8月30日、戊辰戦争木版刊行物研究会で慶應大学付属図書館蔵の「書林書留」の講読会を始めました。慶應3年から明治13年にかけての江戸・東京の書物問屋行事にかかる文書の写本です。研究会代表で藤實久美子国文学研究資料館教授による翻刻はこちらからご利用いただけます

第2次日誌フルを公開しました

平成27年度(2015年度)科研費基盤研究(B)採択「官版日誌類に関する史料学の構築および戊辰戦争期の情報と地域に関する学際的研究」の後継として、令和2年度(2020年度)科研費基盤研究(B)採択「維新政権期の木版刊行物に関する学際的研究およびオープンサイエンスの推進」(研究代表者:藤實久美子・国文学研究資料館教授)の共同研究の一環として、官版日誌類のフルテキスト化横断検索および情報解析を可能とするためのデータベース(第2次日誌フル)を作成しました。

第1次では慶応4年・明治元年(1868)刊行分の『太政官日誌』のみでしたが、第2次収載官版日誌は、慶応4年・明治元年(1868)刊行分の『江城日誌』『鎮台日誌』『鎮将府日誌』『東京城日誌』、および明治2年刊行分の『太政官日誌』(京都版)、計390号分です。「第2次日誌フル」の作成には、戊辰戦争期木版刊行物研究会の藤實久美子、箱石大、山口順子が携わりました。

こちらからどうぞ。

日誌フルサイトのデータベース増強に伴う一時閉鎖について

日ごろ各分野において「太政官日誌フルテキストデータベース」を御活用いただき、誠にありがとうございます。

8月1日から10月31日まで、データベース増強のため、一時閉鎖となります。ご不便をおかけいたしますが、何卒、御理解御協力のほどお願い申し上げます。

再開後は、戊辰戦争期に発行された官版日誌類と、慶応4年から明治2年までの『太政官日誌』のテキストが横断検索ができるようになります。引き続きよろしくお願い申し上げます。

2023年度共同調査を実施しました

7月1日から2日にかけて、福島県立博物館と会津若松市立会津図書館において、共同調査を実施しました。

各機関の関係者のみなさまには大変お世話になりました。心から御礼申し上げます。